キャズム(5章〜終章):キャズムを「超えない」

スペシャリストとジェネラリスト

「ハイテク・マーケティング」の分野でキャズム(成功するために超えなければならない溝)を超えるための理論を書いた本です。
著書の目的とは異なりますが、起業・副業を目指す人にとっては「どの様な顧客を相手にするのか」を理解するために役立つ本です。

・「アーリー・アドプター(ビジョナリー)」と「アーリー・マジョリティー(実利主義派)」の間に存在するキャズムを超えることがメインストリーム市場を獲得する事

先に投稿したキャズム(序章〜4章)で上記の様に書きました。

5章以降は「キャズムを超える前(スペシャリスト市場)」と、「キャズムを超えた後(ジェネラリスト市場)」のマーケティングを解説しています。

未来投資と問題解決

キャズムを超えることは「スペシャリスト市場」から「ジェネラリスト市場」への転換です。

つまり、「未来に対する期待市場」から「現在抱えている問題解決市場」に戦場が変わり、その市場は競争力や手厚いサポート等が重視されます(著書ではホールプロダクト・マーケティングという考え方で説明しています)。

起業・副業を目指す方には(ジェネラリスト市場は大き過ぎるため、)「未来投資(製品自体)」が重視される初期市場で活躍しなければなりません。

キャズムを越えようとしない

キャズムを超えなくても「どんな人のために役立つことができるかを見極めて、価値提供をし続けられれば活躍できる市場はある」と解釈することにも役立つ本です。


感想:「身の丈にあった活躍」を目指そう

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