運動を続けるための教科書:「脳を鍛えるには運動しかない」【第10章】

「毎日が忙しくて、どうしても運動する時間がない」

仕事、家庭、様々な要因で運動時間を確保できないと悩んでいませんか?

そんな方は、「日常生活の運動強度」を変えてみてはいかがでしょうか?

「脳を鍛えるには運動しかない」
 -著者:ジョン・J・レイティ with エリック・ヘイガーマン

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歯磨きをしながら軽い筋トレ、お風呂のお湯温度を少し上げて心拍数を意識、ゴミ出しの際に軽いランニング…。
「ながら運動」であれば出来ることは多いのではないでしょうか?

車通勤の方でも「信号待ちの間だけ」なら… くれぐれも、運転中は運転だけに集中しましょう!

「起きている時間の5%」が脳をつくる

著者の推奨は「週6時間を何らかの運動に費やす」です。
1日8時間睡眠を取ったとしても、5%程度の時間(1日50分程度)です。

たったこれだけの時間で「チャレンジ精神」、「脳の成長」、そして「若返り」が促進されます。

著者は、運動強度を3つに分類しています。
それぞれを以下に書きます。

① 低強度(心拍数55〜65%)
ウォーキングなどが該当します。
脂肪が燃焼され、気分を安定させるセロトニンが増えます。
継続することで「周囲とのつながり」を感じ、今よりも広い世界を求めるようになります。

自宅でぼんやりとソファに座っている時間が減少するでしょう。

② 中強度(心拍数65〜75%)
ジョギングなどが該当します。
筋肉と同様、損傷と修復を繰り返して成長する脳は、このレベルでの代謝で「加速」します。

中強度の運動はニューロンの「結合」と「新生」を促進します。

③ 高強度(心拍数75〜90%)
ランニングなどが該当し、中強度との重要な違いは「ヒト成長ホルモン(HGH)」が放出される点。
「若返りの泉」と呼ばれたりします。
血中にわずか数分しかとどまれない「それ」を、最長で4時間程維持したりします。

このレベルは体が「緊急態勢」で活動している状態です。


運動強度により効果は異なりますが、「たった5%の運動時間」で脳の成長を促せます。

日常生活の中で運動を見つけよう

運動を習慣にしようとした方の半数が一年以内に挫折してしまうようです。
その最大の要因は、「高強度の運動」からの開始。
(緊急態勢での活動ですから…)

まずは日常生活の中で1日50分、何かしらの運動を開始することから脳の成長を促進させてみませんか?

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