脳にやさしい15秒を!:「御社の「売り」を小学5年生に15秒で説明できますか?」
「序章の予測と全く違う」
この本の感想です。
起業・副業系セミナーの先生からの紹介で、セールス系の本だと思い読みました。
読み終えた感想は「人をいたわる」ための本。
良い期待の裏切り方をしてくれた本のため、紹介させて頂きます。
・御社の「売り」を小学5年生に15秒で説明できますか?
-著者:松本健一 先生
もちろん「それ」の考え方、実例も記載されています。
併せて「なぜ15秒」なのか、科学的な説明と人への思いやりを書かれた本であり、読むと大切なことは「売ろうとすること」ではなくて「人の役に立とうとすること」を目的とすべきだ、と改めて省みることができます。
・脳は15秒で限界です
私たちは、「江戸時代の人の一生分の情報」を1日で得ている様です。
私達の脳は確実に疲労しています。
疲れている脳へわかりやすい情報として提供する精神を持ちましょう。
セールスの場面だけでなく、普段のコミュニケーションでも役立つ考え方です。
① 小学校5年生で脳は一人前
人間は10歳前後に前頭葉がほぼ完成する。
つまり、10歳前後の方々理解できるメッセージであれば、ほとんどの人に理解される。
② 一億人がこだわっている時代
「自分たちがこだわっていること」は「他社(他者)もこだわっている」。
自分はこだわっているつもりでも、他者からすると些細な違い。
真似されることも多々。
それくらい「違い」が分かりづらい時代を私達は生きている。
③ 過去は未来の鏡ではない!
先のことを考える場合、脳はどうしても過去の経験から推測する癖がある。
「本当に伝わる内容か?」不安を感じ、その結果「良くあるもの」を真似てしまう…そんな経験は誰もがあると思います。
著書は「不安・迷い」が本当の気持ちであると説明します。
つまり、「その時点」がゴール。
脳の限界は15秒。
悩みを15秒でどうするか判断することは難しい…ですが、長く悩んでも解決しないことが多いのも事実。
15秒で限界のマシンなのですから。
シンプルなメッセージは相手(顧客)視点
効率ではなく「優しさ」を意識した15秒のメッセージ。
「Simple is best」
あなたの身近な方から「優しさ」で伝える習慣をはじめてみませんか?