運動を続けるための教科書:「脳を鍛えるには運動しかない」【第7章】〜【第9章】

「今まで運動をしてもメリット・効果を感じたことがない」
運動が続かない方は、そのような思いを持っているのではないでしょうか?

効果は個人差があり、また、少し休んでしまうとその効果を取り戻すまでに時間を要してしまう。
目に見える効果を求めすぎると、理想とのギャップで落胆することも多いはずです。

そんな方は、運動の目的を「長期的な視点」に変えてみてはいかがでしょうか?

「脳を鍛えるには運動しかない」
 -著者:ジョン・J・レイティ with エリック・ヘイガーマン

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「賢く歳を重ねる」ために運動は効果的で、むしろその方が「運動を続けた効果」を感じられるかもしれません。

最後に勝てばいい

アルコールやタバコへの依存回避、ホルモン変化、良い歳のとり方をするためにも運動は効果的です。
若いうちはあまりピンと来ないものですが、将来への不安も歳を重ねるごとに増加します。

コツコツとお金を貯金している方も、「運動貯金」はどうでしょうか?
その資産を「楽しく使える資本」にも配慮しましょう。

① 依存症へのセルフコントロール
たった5分の激しい運動でも「禁煙」に効果があります。
ドーパミンがスムーズに増えて、タバコを吸いたいと思う感覚が2〜3倍伸びます。
エンドカンナビノイドという物質が作られると「苦痛のシグナル」が脳に届かないようになり、強度の高い運動もできるようになります(ランナーズハイ状態)。

② ホルモン変化
ホルモンの量が変化する(男性よりも女性の方が変動が大きい)際のバランスコントロールも運動でできます。
場合によっては妊娠している方でも(医師と相談した上で)運動をした方が良い場合もあるようです。
ホルモン変化に対する準備ができるようになります。

③ 賢く老いる
誰もが避けられない「老い」。
であれば「いかに歳をとるか」。
シナプスの衰えるスピードが新たな結合ペースを上回らないように運動すれば、アルツハイマー病やパーキンソン病の予防になります。
継続した運動で「継続したニューロンの結びつき」を保つことで、衰える脳の運動野をカバーできます。

若くいられる時期は刹那です。
「良い歳のとりかた」をした人こそが、本当の勝者なのかもしれません。

将来のあなたを大切にできるのはあなただけ

長期的な視点で運動を続けることができれば、人生を楽しく過ごせる時間が増えます。

「将来への継続投資」となる運動を、まずは「続けること」を目標とし、あなたのためのメソッドを作りませんか?

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